「TikTokショップを使えば簡単に稼げる」─そんな言葉に誘われ、共同運営を持ちかけられた人の被害報告が相次いでいます。
最初は「5万円出せば利益の20%がもらえる」との甘い誘いから始まり、資金不足を口実に追加出資を求められ、最終的には数十万円規模に膨れ上がるケースも。
さらに、TikTokショップの開設や招待コードの提供をエサに、「購入者が急増しているから追加で販売資金を送金すれば利益が出る」と迫られる手口も確認されています。中には消費者金融から借り入れまで勧められた被害例もあり、深刻さを増しています。
本記事では、正規のTikTokショップの構造やTikTokショップを装った詐欺手口、被害を避けるために注意すべきポイントを法律事務所の弁護士が詳しく解説します。
- 公式を装った高利回りの共同運営・出資勧誘
- 大手企業ドメインを悪用した偽装サイト
- LINEなどの誘導による個別送金・個人情報の搾取
上記の通り、TikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る投資案件は詐欺の可能性が高いです。
既にTikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る投資案件に入金してしまった場合は、すぐに弁護士に相談することで返金請求ができる可能性があります。

フォートレス国際法律事務所では、相談・事前調査を無料で承っております。(ご相談はこちら)
詐欺被害は早期対応が解決に繋がります。
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目次 閉じる
- TikTok公式も不審なTikTok Shop(TikTokショップ)の広告やサイトを注意喚起
- TikTok Shop(TikTokショップ)を装った詐欺が急増!サービスの仕組みを解説
- TikTok Shop(TikTokショップ)の名を使った詐欺の種類と手口
- TikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る偽サイトを調査してみた
- なぜTikTok Shop(TikTokショップ)詐欺の被害が後を絶たないのか
- TikTok Shop(TikTokショップ)詐欺を見抜くための怪しいポイントチェックリスト
- TikTok Shop(TikTokショップ)詐欺の口コミ・実際の被害事例
- TikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る投資案件の詐欺被害に遭った場合はどこに相談すべき?
TikTok公式も不審なTikTok Shop(TikTokショップ)の広告やサイトを注意喚起

近年、TikTokショップの名をかたる詐欺が急増しており、TikTokは2024年2月の段階で、TikTok Shopを装った不審な広告や偽サイトの存在を公式に確認し、注意喚起を行っていました。
当時はまだ日本で正式サービスが開始されていませんでしたが、詐欺グループはこの混乱期を利用し、「先行運営」「共同出店」などの名目で資金をだまし取る手口を展開していました。
現在はTikTok Shopが日本でも正式にサービス提供されていますが、依然としてこの名前を悪用した詐欺や偽サイトが多数確認されています。
公式が警告していたように、本物そっくりのドメインや広告を使った詐欺がいまだに続いており、利用者の注意が必要です。

TikTok Shop(TikTokショップ)を装った詐欺が急増!サービスの仕組みを解説

詐欺サイトを見抜くためには、まず本物のTikTokショップがどういう仕組みで運営されているかを理解しておくことが大切です。
ここでは、公式サービスの基本構造と仕組みを押さえ、偽サイトを見抜くための基準を整理します。
TikTok Shop(TikTokショップ)とは

TikTokショップは、動画アプリ「TikTok」内で商品を探して、そのまま購入まで完結できるEC機能です。ショート動画やライブ配信を観ながら商品を選び、アプリ上で直接購入できるディスカバリーEコマースが大きな特徴といえます。
正規のTikTokショップ自体は実在のサービスですが、その名を使った詐欺スキームが横行している点には注意が必要です。
SNS経由での誘導や、出資名目の勧誘が主流で、公式サービスの仕組みを模した説明で信頼させる手口が特徴です。
TikTok Shop(TikTokショップ)詐欺の流れと仕掛け
TikTokショップを装った詐欺は、いきなりお金を要求するわけではありません。多くの場合、SNS広告やDMをきっかけに「信頼できる副業案件」や「出店サポート」などを装い、段階的に信頼を積み上げながら金銭を引き出す流れが確認されています。
最初は「TikTok公式パートナー募集」や「販売アシスタントの副業」など、魅力的なワードで関心を引きつけ、その後に少額の登録料・初期費用を求め、最終的には高額投資や追加送金を促す─そんな一連の仕掛けが一般的です。
以下では、実際によく確認される3つのステップをもとに、詐欺グループがどのように信頼を作り出しているのかを整理していきます。
① SNS広告やDMで接触するきっかけ
TikTokやInstagramなどのSNS広告、またはLINE・TelegramなどのDMを通じて接点が生まれます。
多くは「TikTokショップ出店パートナー募集」や「副業で収益化できる」など、ビジネス寄りの文言を使い、クリックや登録を誘導します。広告の画像や説明文にはTikTokロゴを無断使用しているケースもあり、初見では公式に見えてしまうのが特徴です。
② 少額出資や登録料で安心させる誘導メッセージ
接触後、担当者を名乗る人物が現れ、チャット上で丁寧に対応します。
「初期費用はたった数千円」「公式認定パートナーとして登録します」など、安心感を与えるメッセージを送るのが特徴です。やり取りの中では、限定感や特別待遇を強調し、心理的な距離を縮めていきます。
③ 「公式感」や「限定特典」で信頼を装う演出
登録が完了すると、専用ページやアプリの案内が届きます。
そこにはTikTokのロゴ入りデザインや英語混じりのUIが使われており、まるで本物のTikTokショップのように見せかけられています。
ただし、実際には偽サイトや外部ウォレットへの入金フォームが仕込まれており、最終的に出金できない・連絡が途絶えるケースが相次いでいます。
TikTok Shop(TikTokショップ)の名を使った詐欺の種類と手口

SNS上ではTikTokビジネスやショップ開設サポートなど、副業や投資を装った多層的な手口が確認されています。
特に「少額で始められる」「実際に報酬がもらえる」など、最初は本物の副業案件のように見せかけて信頼を獲得し、その後に出資や追加資金を求める流れが定番です。
ここでは、実際に報告されている代表的な手口をいくつか紹介します。
「TikTokビジネスの副業」で少額報酬を先払いする手口
被害者の多くは、「TikTokショップの運営補助をするだけで報酬がもらえる」という副業募集の投稿をSNS上で見かけ、興味を持ちます。
最初のうちは実際に少額の報酬を振り込むことで信用を得ますが、次第に「もっと報酬を上げたいなら共同運営に参加しませんか?」「限定メンバーとしてショップを開設できます」などと誘い、出資金や登録料を求めてくるパターンが非常に多いです。
「共同経営」や「出資プラン」を装った投資型の詐欺
「5万円出資したら毎月固定15万円+売上10%」など、不自然に高いリターンを保証するメッセージには特に注意が必要です。
TikTok公式サービスに共同経営や利益分配型の仕組みは存在せず、こうした勧誘はすべて詐欺グループによる偽装です。
一度入金すると「資金が足りない」「システム更新費が必要」などと理由をつけて次々に追加出資を迫ってきます。最終的には出金ができなくなり、連絡が取れなくなる、グループチャットが削除されるケースがほとんどです。
「ショップ開設」や「運営代行」を名乗る出店詐欺
「TikTok内でショップを開設しませんか?」 「あなたの代わりにショップ運営を代行します」など、出店希望者をターゲットにした手口も報告されています。
一見すると本物のビジネスサポートのように見えますが、実際には登録料や在庫準備費を請求するための口実です。 中には「公式サイトの設定を代行します」と言い、偽URLを送りつけて 個人情報やパスワードを入力させるケースもあります。
「専用アプリ」や「招待コード」で個人情報を抜き取る手口
偽のTikTokショップアプリを配布し、 「このアプリでログインすればショップ管理ができます」 「専用アプリで収益確認ができます」と誘うケースもあります。
このタイプでは、ログイン情報の窃取や個人情報流出が目的。公式アプリ以外でTikTokのアカウント連携を求められた場合は、即座に詐欺と判断して削除・報告することが重要です。
TikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る偽サイトを調査してみた

実際に「TikTokショップ」という名称で検索を行うと、複数の公式風サイトがヒットします。
ここでは、実際に確認されたTikTokショップを名乗る複数のサイトをもとに、その特徴と不自然な点を整理し、詐欺サイト特有の構造を解説していきます。
https://tiktokx-es-g6cqfragdhbcg9gm.a02.azurefd.net/

| URL | https://tiktokx-es-g6cqfragdhbcg9gm.a02.azurefd.net/ |
| ドメイン名 | azurefd.net |
| ドメイン登録日 | 2018年5月8日 |
| レジストラ | MarkMonitor, Inc. |
| 登録国 | アメリカ(US) |
| 登録者情報 | 不明 |
実際に確認した「tiktokx-es-g6cqfragdhbcg9gm.a02.azurefd.net」というサイトには、以下のような不自然な点がありました。
- 大手企業(Microsoft)が保有するインフラ用ドメイン
- 怪しいサブドメインをぶら下げて悪用している可能性
- 利用者が誤認しやすい構造
一見すると、Microsoftが管理しているから安心と思いがちですが、実際には正規ドメインの下に偽装したサブドメインを作り、詐欺ページをホストするケースが後を絶ちません。
利用者は、公式っぽいURLだから大丈夫と錯覚しやすく、これこそ詐欺グループの狙いです。そのため、whois情報が正規であっても即座に安全とは言えず、サブドメインの挙動や表示内容を必ず確認する必要があります。
特に入金や個人情報の入力を求められる場合は、詐欺リスクが極めて高いため注意してください。
https://tiktokgfs-1330292566.pichk.myqcloud.com/pc/index.html#/index

| URL | https://tiktokgfs-1330292566.pichk.myqcloud.com/pc/index.html#/index |
| ドメイン名 | myqcloud.com |
| ドメイン登録日 | 2013年4月24日 |
| レジストラ | MarkMonitor Information Technology (Shanghai) Co., Ltd. |
| 登録国 | 中国(CN) |
| 登録者情報 | 深圳市腾讯计算机系统有限公司 (Tencent / テンセント) |
先に紹介した azurefd.net 配下のサイトとほぼ同じ見た目で構築されていたのが、こちらのサイトです。
一見すると正規のTikTokショップのように見えますが、細部を確認するとやはり不自然な点が目立ちました。
- ドメイン自体は 2013年から存在しており、歴史が長い。
- レジストラは中国拠点の MarkMonitor上海。大手企業の正規利用にも使われる。
- 登録者は 深圳市腾讯計算機系統有限公司(Tencent / テンセント) で、中国を代表する大手IT企業のひとつ。
- 公式クラウドインフラ(Tencent Cloud)のドメインであるため、詐欺業者が「独自に取得したもの」ではない。
myqcloud.com は中国大手企業テンセントが保有する正規のクラウド用ドメインです。つまり、ドメイン自体は詐欺ではありません。
しかし、問題は その配下のサブドメインです。今回確認されたように、テンセントクラウド上に怪しいサイトを設置し、あたかも正規サービスであるかのように装うケースがあります。
有名企業のドメインだから安心と思い込むのは危険で、詐欺グループはあえてこうした大手クラウド基盤を利用して信用を演出するのです。
利用者は URL を過信せず、 会社情報や利用規約の有無、実際の運営者の透明性 を必ず確認する必要があります。
https://tk-jp-1330426662.pichk.myqcloud.com/index.html

| URL | https://tk-jp-1330426662.pichk.myqcloud.com/index.html |
| ドメイン名 | myqcloud.com |
| ドメイン登録日 | 2013年4月24日 |
| レジストラ | MarkMonitor Information Technology(Shanghai)Co., Ltd. |
| 登録国 | 中国(CN) |
| 登録者情報 | 深圳市腾讯计算机系统有限公司 (Tencent/テンセント) |
こちらのサイトも、同じ myqcloud.com ドメイン配下で構築されていました。
myqcloud.com自体はテンセントの正規クラウドドメインで信頼性は高いものの、その仕組みを悪用して第三者が偽ページを設置しているケースが確認されています。
こうした正規ドメインを利用した詐欺サイトは見分けが難しく、クラウド基盤を悪用した典型的な手口といえます。
WHOIS情報を確認すると、以下のような特徴が見られました。
- ドメインは2013年に登録されており、10年以上の運用実績がある。
- 登録者は中国の大手IT企業「Tencent(テンセント)」の正式法人。
- レジストラ(登録代行業者)もテンセントグループ傘下であり、信頼性自体は高い正規ドメイン。
- ただし、この正規ドメインを一部サブドメイン形式(例:〇〇.myqcloud.com)で偽装利用しているケースが多発。
- 実際の詐欺サイトはTencent公式とは無関係の第三者が類似URLやサブドメイン構造を模倣している可能性が高い。
つまり、表面的には信頼できるように見えても、実際の詐欺サイトはテンセント公式とは無関係の第三者が運営している可能性が高いということです。
運営者情報や連絡先が記載されていない場合は、どんなにURLが正規に見えても登録・入金してはいけません。
なぜTikTok Shop(TikTokショップ)詐欺の被害が後を絶たないのか

TikTokという世界的ブランドの信用を利用し、正規サービスを装った詐欺が拡散しています。
その背景には、利用者の信頼心理と仕組みの巧妙さを突く複数の要因があります。以下では、特に多くの人が騙されてしまう理由を解説します。
有名ブランドの信頼感を借りられる
「TikTok公式の新機能」「認定パートナー」など、TikTokの名を掲げるだけで信頼を得やすい構造になっています。
SNS上で毎日目にするブランドだからこそ、利用者は本物だろうと油断してしまうのが現実です。詐欺グループはこの心理を逆手に取り、ロゴやUIをそっくり模倣することで公式感を演出し、疑いを持たせないように仕組んでいます。
正規の仕組みを模倣して信頼を演出
詐欺サイトの説明には、「出店サポート」「販売アシスタント」「共同運営」など、実際のEC運営を思わせる言葉が多用されます。
これにより、専門的・ビジネス的に見せることで本物らしさを強調しているのです。とくに収益が出るまで時間がかかると説明されると、被害者は疑うタイミングを失いやすく、結果的に長期的な搾取につながります。
SNSとメッセージアプリで拡散しやすい構造
TikTok・Instagram・LINEなど、誰でもアクセスできるSNSやメッセージアプリが勧誘の温床になっています。
「限定招待」「早期登録特典」などの言葉で関心を引き、外部チャットへ誘導するのが典型的な流れです。公式アプリ外に案内された時点で、それはほぼ詐欺と判断して間違いありません。
TikTok Shop詐欺のいたちごっこ構造
TikTok Shopを名乗る偽サイトは、ひとつ閉鎖されてもすぐに新しいドメインで再出現します。
ユーザーの多くは「TikTokショップ 詐欺」など、正規のEC名+詐欺というキーワードで検索して被害情報を探していますが、検索結果の中に再び偽広告や誘導リンクが混ざっていることもあります。
つまり、被害者が「調べて対策しよう」とする行動すら、再び詐欺ページへ誘導されるリスクがあるのです。
正規のTikTokショップが存在するからこそ、利用者は本物かどうかを冷静に見極める力が求められます。

TikTok Shop(TikTokショップ)詐欺を見抜くための怪しいポイントチェックリスト

「これって本物かな?」と迷ったときに役立つ、セルフチェックリストをまとめました。
ひとつでも当てはまる場合は、詐欺の可能性が高いので注意してください。
- 公式サイトに会社概要や利用規約が存在しない
- 正規のECサービスであれば、必ず運営会社・所在地・代表者・連絡先などが明記されています。これらが確認できない場合は、責任の所在が不明確で危険です。
- ページが日本語ではなく英語や中国語で表記されている
- 日本向けサービスを名乗っているのに利用規約やポリシーが外国語のままなのは不自然です。テンプレートを流用した詐欺サイトに多く見られます。
- サブドメインが異常に長い、または見慣れない構造
- tiktokgfs-1330292566.pichk.myqcloud.com のように、本物らしく見せながら実際はクラウド上に作られた一時的な偽ページという可能性があります。
- LINEや招待コード経由での登録を強制される
- 正規のECプラットフォームがLINEや個人経由のリンクでしか登録できないことはありません。個別の連絡手段に誘導するのは典型的な詐欺パターンです。
- 少額入金で大きな利益が得られると強調している
- 「最初に5万円出せば利益の20%がもらえる」といった甘い言葉は、被害者を誘い込む常套句です。追加資金を繰り返し要求される仕組みに要注意です。
- 出金に不自然な条件や高額手数料が課される
- 「残高を引き出すには50万円の手数料が必要」など、通常の取引所ではあり得ない条件を提示される場合は確実に詐欺です。
このようなポイントを自分でチェックできれば、詐欺被害に巻き込まれる前に気づける可能性が高まります。
特に「会社情報が不明」「外国語表記」「LINE誘導」「高利回りの約束」の4つが揃っている場合は、ほぼ間違いなく危険と考えてください。

TikTok Shop(TikTokショップ)詐欺の口コミ・実際の被害事例

TikTokショップを名乗る共同運営や投資案件に関しては、すでにSNSや掲示板、知恵袋などに数多くの被害報告が寄せられています。
以下では実際の口コミを取り上げ、どのような手口で資金をだまし取られているのかを整理していきます。被害者の声を知ることで、自分や身近な人が同じ状況に巻き込まれるのを防ぐ手がかりになるはずです。
Yahoo!知恵袋での口コミ
ショップ開設後に「最低100万円の入金」を要求されたケース
ショップを開設しましたが、しばらくして注文が入りましたが、後で、最低100万円入金しないといけないことがわかりました。振込先聞いたらのラインのバ−コ−ドが送られてきてスキャンしたら詐欺注意の表示が出てきました。(一部抜粋)
Yahoo!知恵袋
正規のECサービスや投資プラットフォームが「最低入金額100万円」を後出しで要求することはまずありません。さらに、振込先をLINEのバーコードで送るのは極めて異常であり、公式金融機関では絶対に行われない手口です。
こうした場合は100%詐欺と断定できるため、即座に利用を中止し、証拠を保存した上で警察や消費生活センターに相談すべきです。
出金時に「1万ドル超えたから50万円の手数料」を請求されたケース
TikTok shopを誘われて経営してあまりの追加資金のため途中で閉店したのですが違約金から全て支払って残高を引き出す際に1万ドル超えたから50万の手数料がかかると言わました
Yahoo!知恵袋
正規のECサービスや投資サービスで「出金額が1万ドルを超えたから50万円の手数料が必要」といった条件は存在しません。
これは出金を妨害してさらに資金をだまし取る典型的な詐欺のパターンです。実際には残高自体が虚偽で表示されている可能性が高く、追加送金に応じれば応じるほど被害は拡大します。絶対に支払わず、速やかに専門機関へ相談してください。
「最初は少額入金→後から高額を要求される」典型的な手口
TikTokネットショップ経営を勧められ登録しました。最初は注文が来た時に5万円振り込めばあとはその商品の利益で次の注文からはお金を振り込まなくても大丈夫ですよと言われ、言われるがままやっていると、3日目から20万円の注文があり、相手の教えてもらった口座に入金をしました
Yahoo!知恵袋
少額の入金から始めさせ、安心させたところで次に高額な資金を要求するのは典型的な詐欺の流れです。実際の取引や利益は存在せず、被害者から資金を吸い上げることが目的です。
正規のECプラットフォームでは、商品の仕入れや販売にこのような「指定口座への個人送金」を求めることは絶対にありません。初期段階で「少額だから」と油断せず、不審な入金要求には一切応じないことが重要です。
justanswerでの口コミ
「20%の利益を保証」と言われ追加出資を迫られたケース
Threadsで誘われて、その人が初めにお金を出してお店を始めたが5万出せば利益も20%もらえると甘い言葉に乗ってしまいました。その後は資金不足になると、20%分出してとなり2店舗分で70万弱です。
justanswer
「○万円出せば20%の利益を保証」といった誘いは、典型的な高利回り詐欺の手口です。最初は小額で安心させ、次第に出資額を引き上げさせるのが常套パターンです。
実際の利益は存在せず、被害者が資金を出し続ける限り要求がエスカレートします。正規の投資や事業で「必ず利益○%」と保証することはあり得ないため、この時点で詐欺と判断すべきです。
掲示板での口コミ
「招待コードと専用アプリ」を使わせる危険な手口
オンラインでTikTokショップを開設してお金を稼ぐための招待コードをオファーされました。リンクはウェブサイトに繋がり、新しいTikTokをダウンロードさせられました。すでにリンクとアプリをスキャンしましたが、安全だと言われました。アプリは通常通りログインさせられました(一部抜粋)
reddit
正規のTikTokショップは公式アプリや公式サイトからのみ利用可能で、第三者から「招待コード」「専用アプリ」を案内されることはありません。
このケースでは、偽アプリをインストールさせてログイン情報や個人情報を抜き取る詐欺の可能性が非常に高いです。安全と言われても根拠はなく、すでに情報が流出しているリスクを疑うべき状況です。アプリの削除とパスワード変更、端末のセキュリティチェックが急務となります。
「少額投資や無料取引で信用させる」典型的な手口
最初は少額、無料で取引をさせて更に利益をその中で出金をさせて信用させてきます。怪しいと思ったらすぐ相談してください。そうすれば被害に遭うことはないかと思います。(一部抜粋)
詐欺被害ジャパン
詐欺グループは、最初に小額投資や無料体験を用意し、さらに「一部の出金ができた」ように見せることで被害者の警戒心を解きます。これは典型的な心理操作で、信じ込ませた後に高額投資を迫るのが常套手口です。「少額で儲かったから安心」と思った時こそ危険信号。
少しでも不審に感じたら、その場で取引をやめて専門機関に相談するのが最善の防御策です。
TikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る投資案件の詐欺被害に遭った場合はどこに相談すべき?
TikTok Shop(TikTokショップ)を名乗る投資案件などの詐欺被害に気づいたとき、「まずどこに相談すればよいのか?」と迷う方も多いでしょう。
実際には、相談先によって対応内容や返金の可能性が大きく異なるため、状況に応じて正しい窓口を選ぶことがとても重要です。以下では、それぞれの相談先の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
- 弁護士なら照会制度を使って相手方の調査を行い、返金請求が可能
- 銀行やカード会社は支払いを停止できる可能性がある
- 警察は詐欺師を逮捕できる可能性があるが、返還請求までは対応していない
- 消費生活センターは様々な種類の詐欺について無料で相談可能

弁護士に相談していただければ、警察に相談した方が良い事案のアドバイスもできます。
まずは当事務所の無料相談をご利用ください!

弁護士なら照会制度を使って相手方の調査を行い、返金請求が可能
弁護士に相談する最大のメリットは「返金につながる手続きを直接進められること」です。

弁護士は「弁護士会照会制度」という権限を活用し、金融機関や関係機関に対して照会を行い、振込先口座の名義人・住所・残高などを調査することができます。
これにより、名前も住所も分からない相手であっても、返金を請求すべき対象を特定できる可能性が高まります。
さらに、振込先口座を凍結し、残っている資金を「被害回復分配金」として返還させる手続きも可能です。詐欺グループが逃げ切る前に迅速に動ける点が、行政の窓口などにはない大きな強みです。

銀行やカード会社は支払いを停止できる可能性がある
被害が発覚してからの時間が短ければ、銀行やクレジットカード会社に連絡することで支払いを止められるケースもあります。特にクレジットカード決済の場合、「チャージバック制度」と呼ばれる仕組みにより、不正取引や詐欺的な利用が確認できれば、利用者に返金される可能性があります。
また、銀行振込であっても、まだ送金処理が完了していない場合や、詐欺の疑いが濃厚で口座が凍結されれば、資金を守れるケースがあります。ただし、すでに資金が引き出されてしまっている場合には対応が難しくなるため、特に被害が発生してから時間が経ってしまった場合には限界があります。
警察は詐欺師を逮捕できる可能性があるが、返還請求までは対応していない
警察に被害届を出すことは、加害者の逮捕や刑事罰に直結する可能性があるため重要です。実際、刑事事件として立件されれば、詐欺グループの活動を抑止する大きな効果があります。
しかし、警察は「加害者を処罰すること」が役割であり、「被害金を取り戻すこと」までは対応していません。

被害届が受理されたとしても、その後に返金される保証はなく、逮捕に至らないケースも少なくありません。さらに、警察は証拠が十分でなければ被害届を受け付けてくれない場合もあります。
つまり、警察に相談すること自体は大切ですが、それだけでは資金を取り戻すことは難しいのが実情です。返金を目指すのであれば、警察と併せて弁護士に相談し、返還請求を進めることが欠かせません。
消費生活センターは様々な種類の詐欺について無料で相談可能
消費生活センターは、投資詐欺・副業詐欺・ネット通販トラブルなど幅広い事案について無料で相談を受け付けています。
「これは詐欺なのかどうか判断できない」と迷った段階で利用するには適しており、担当者が適切なアドバイスをくれるほか、場合によっては弁護士や警察への相談を勧めてくれることもあります。
ただし、消費生活センターはあくまで「助言機関」であり、返金交渉や口座凍結などの具体的な対応を直接行うことはできません。あくまで入口としての利用に留まることが多いため、実際に被害金を回復したい場合には、弁護士など専門家への併用相談が不可欠です。
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