PaxosJP(paxosjp.com)ー表向きはきちんとした投資アプリですが、その裏で、被害に遭っている可能性があるとしたら…?
paxosjp.comの公式サイトは日本語にも完全対応しており、一見すると信頼できそうな作りです。しかし、海外の口コミ掲示板では深刻な被害報告が続出しています。
実際には、Paxosで仮想通貨を引き出そうとした利用者に対し、「利益が出ているため税金を先に支払え」という名目で資金を要求され、4万ドル以上を失ったという被害報告もあります。
本記事では、こうしたPaxosの詐欺的な仕組みや構造を詳しく検証し、被害を防ぐために知っておくべきポイントを法律事務所の弁護士が詳しく解説します。
- 基本情報が一切不明な匿名運営である
- 出金時に税金などを要求する構造になっている
- 正規アプリに見せかけた危険なプロファイル配布をしている
上記の通り、paxosjp.comは詐欺の可能性が高いです。
既にpaxosjp.comに入金してしまった場合は、すぐに弁護士に相談することで返金請求ができる可能性があります。

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詐欺被害は早期対応が解決に繋がります。
被害の拡大を防ぐためにも、まずはLINEで弁護士にご相談ください。

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paxosjp.comとは?どんな手口で詐欺に使われるのか

PaxosJP(paxosjp.com)は、仮想通貨や貴金属などのデジタル資産をリアルタイムで取引できるように見せたプラットフォーム型サイトです。

ぱっと見はとても洗練されたデザインで、以下のような通貨ペアの取引画面も用意されています。
それぞれの価格がリアルタイムで更新されているように見え、本物の証券・仮想通貨取引所のような印象を与えます。

また、サイトは完全に日本語対応されており、専門用語も自然に翻訳されているため、投資初心者でも安心して利用できそうな雰囲気です。
paxosjp.comの基本情報
| URL | https://paxosjp.com/#/home |
| 運営会社 | 不明 |
| 所在地 | 不明 |
| 代表者名 | 不明 |
| 電話番号 | 不明 |
| メールアドレス | 不明 |
| ライセンス | 不明 |
paxosjp.comの公式サイトを調査したところ、運営会社名や所在地、代表者情報、問い合わせ先などの基本の会社情報が一切開示されていません。
通常、投資や金融サービスを提供する企業は、信頼を得るためにこれらの情報を明記しているのが一般的ですが、そのような記載はまったく見られませんでした。
このように、表向きの体裁だけを整えているサイトに共通するのは、内容の裏付けがない=運営実態が把握できないという非常に高いリスク構造です。特に、見た目やシステムがしっかりしている場合、初心者ほど「本物っぽくて安心」と誤認してしまいますが、その裏側に潜む誰も責任を取らない構造が詐欺の最も危険な部分です。
paxosjp.comのwhois情報
| 項目 | paxosjp.com |
| ドメイン登録日 | 2025年6月26日 |
| レジストラ | Gname.com Pte. Ltd. (シンガポールの事業者) |
| 登録国 | シンガポール(SG) |
| 登録者情報 | 非公開(Redacted for privacy) |
paxosjp.comのWHOIS情報から以下のようなことが読み取れます。
- 登録者情報がすべて非公開(匿名登録)
- ドメイン登録がごく最近(2025年6月)
- レジストラが海外事業者(Gname.com)
- 運営元の実態が確認できないまま金融サービスを提供している
paxosjp.comは、運営者の名前や住所などがすべて「Redacted for privacy(プライバシー保護のため非公開)」となっており、実体がまったく見えません。さらに、ドメインの登録日がわずか数ヶ月前(2025年6月)で、サイトの歴史が浅いことも明らかです。
また、登録国がシンガポール、レジストラもシンガポール企業であり、日本国内の金融庁などに登録されている形跡もないため、国内ユーザーにとっては非常にリスクが高いサイトと言えます。
このような条件が揃っているサイトは、詐欺的なプロジェクトによくある典型的なパターンです。見た目やチャット対応が丁寧でも、whois情報に運営実態がない場合は、そもそも「連絡がつかない」「責任を取らない」構造になっている可能性が高いと考えるべきです。

paxosjp.comの公式サイトを検証してみた

paxosjp.comの公式サイトを見ると、ぱっと見は暗号資産取引所のような雰囲気を感じるかもしれません。
サイトデザインもしっかりしていて、日本語にも対応しており、「もしかして信頼できるのでは…?」と感じる人もいるでしょう。
しかし、実際にサイトをよく見ていくと、いくつもの引っかかる点が浮かび上がってきました。
- 会社情報・連絡先が一切掲載されていない
- アプリのリンクが機能していないどころか、危険なポップアップも
- 「規則」などのリンクも不自然に機能していない
以下で詳しく解説していきます。
会社情報・連絡先が一切掲載されていない
まず最初に気づくのは、「会社概要」のようなページが存在せず、
- 運営会社名
- 所在地
- 電話番号
- 代表者名
- 金融ライセンスの有無
など、基本的な運営情報が一切掲載されていないという点です。
画面右上にある「カスタマーサービス」のアイコンをクリックしても、AI風チャットのようなものが開くだけで、メールアドレスや電話番号などの直接的な問い合わせ手段は見当たりません。
これは、万が一トラブルが起きたときに「連絡手段がない」=泣き寝入りせざるを得ないという最悪のケースにつながりかねません。
アプリのリンクが機能していないどころか、危険なポップアップも

トップページをスクロールしていくと、各種プラットフォームのロゴが並び、
- Android
- Windows
といった表記とともに、まるで正規のアプリがダウンロードできるかのような設計になっています。
しかし実際には、どれをクリックしてもApp StoreやGoogle Playには一切遷移しません。リンクが設定されておらず、見た目だけのダミーリンクとなっています。
さらに問題なのは、QRコードを読み取った際に表示される警告です。

「このWebサイトは構成プロファイルをダウンロードしようとしています。許可しますか?」
というポップアップが表示され、スマホに構成プロファイル(=本来は企業管理用などの設定ファイル)をインストールさせようとする挙動が確認されました。
これは非常に危険な仕様です。
構成プロファイルを不用意にインストールしてしまうと、スマホのセキュリティ設定を勝手に変更されたり、不正なアプリを許可されたり、情報を抜き取られる危険性があるため、一般の取引所ではまずあり得ない挙動です。
こうした構造から判断しても、本物の取引所を装った偽サイトである可能性が非常に高いと言わざるを得ません。
「規則」などのリンクも不自然に機能していない

サイト上部には「規則」「資産運用」などのメニューがありますが、これらをクリックしてもログインページに飛び、明らかに作りかけか、偽装用であるような印象を受けます。
表面的には整って見えるけれど、中身がまったく伴っていない。
こうした表面的には整ったサイトほど注意が必要です。実態のないプロジェクトは、外観だけを整えて信頼感を演出し、ユーザーを信用させる傾向があります。
特に、ダウンロードリンクが機能しない、会社情報が載っていないなどの点は、詐欺的サイトによく見られる典型的な特徴です。
paxosjp.comが詐欺に悪用されている理由

paxosjp.comのような一見整った見た目のサイトが、なぜ詐欺に使われているのでしょうか?
その裏には、よくある投資詐欺の流れと、巧妙な心理操作の仕組みがあります。
よくある整った見た目のサイトで安心感を与えている
paxosjp.comは、一見するとプロが作ったような洗練されたデザインで、いかにも公式サイトらしい雰囲気を醸し出しています。
実際、トップページには仮想通貨などに関する専門用語が並び、信頼できそうな言葉がちりばめられています。

しかし、こうした「見た目の安心感」こそが、投資詐欺によく使われる手口です。
近年では、有名企業の名前を使ったり、信頼されやすい配色やレイアウトを取り入れたフェイクサイトが増えており、利用者に「ここなら大丈夫そう」と思わせて油断を誘います。
さらに、アプリへの誘導、都合のいい投資話が展開される流れは、他の詐欺サイトと非常によく似ています。つまり、整った見た目は、本物っぽく見せるための演出であり、それ自体が詐欺構造の一部なのです。
SNSで「紹介者」を名乗る詐欺師が誘導している
paxosjp.comが詐欺に使われる最大の理由は、サイト単体ではなく、人間を介した勧誘(SNSやDM)とセットで悪用されている点です。
X(旧Twitter)やInstagramなどで、以下のような流れから、「信頼できる投資先がある」とpaxosjp.comへの登録を勧めてくるケースが報告されています。
- 投資アカウントを装ったDM
- マッチングアプリでの自然な会話
- SNSで「偶然の出会い」を装う
つまり、サイト自体は一見問題ないように見えるものの、実態は詐欺師がユーザーを誘導するための罠の入り口として機能しているのです。
引き出し時の高額な税金などで被害が拡大している
実際にpaxosjp.com内で資金を運用した後、以下のような理由をつけて、二重・三重の入金を要求する手口が多く見られます。
- 引き出すには◯◯%の税金が必要
- 利益が大きすぎるため審査が必要
- 認証に追加料金がかかる
こうした詐欺の特徴として、最初は小額の利益を出させて信用させ、出金時に高額請求という流れで被害が拡大する傾向があります。

paxosjp.comによる詐欺を見抜くポイントチェックリスト

「何か変かもしれない」と思ったら、まずは以下のチェックリストを使って一つずつ確認してみてください。
- アプリのダウンロード先が公式ストアではない
- App StoreやGoogle Playのリンクがなく、「構成プロファイル」や.apkのインストールを促される場合は危険です。端末が乗っ取られるリスクもあります。
- 運営会社の情報があいまい or 書かれていない
- 企業名・住所・責任者の記載がない、または検索しても実体が見つからない場合は要注意です。
- ドメイン情報(Whois)が非公開 or 最近取得されている
- 長年使われていないドメインや匿名登録のサイトは、詐欺グループの使い捨て目的であるケースが多いです。
- 出金時に「税金」や「保証金」を求められる
- 最初は出金できたのに、急に「〇〇%の税金を払えば全額返す」と言われるパターンは典型的な詐欺です。
- 「紹介コードが必要」と言われた
- SNSやLINEで紹介者を名乗る人物からしか登録できない仕組みは、信頼を装った詐欺の温床です。
- SNS・掲示板で「被害に遭った」という声が多数ある
- 「出金できない」「税金を払えと言われた」などの体験談が見られるなら、すでに複数の被害が発生している証拠です。
このリストは、単に公式サイトのUIや見た目の怪しさを指摘するだけでなく、構造的にユーザーを騙す流れを見抜くためのものです。
たとえば、初期出金だけはさせ、本当の出金時に大金請求という流れは、タスク詐欺やピッグバッチング(pig butchering)詐欺によく見られる手口です。
特にSNSやDM経由で「これで儲かる」と紹介される形式は、詐欺師が信頼構築フェーズを作り出しており、極めて危険です。
paxosjp.comの口コミ・評判を調査してみた

公式サイトが表面的に整っており、日本語に対応していることもあって、安心感を覚えてしまいがちな paxosjp.comですが、口コミや評判がほとんど確認できない闇サイトであると判断されます。
一方で、海外ユーザーの間では被害報告も存在しました。
以下では、日本のSNSや掲示板では目立たないものの、paxosjp.com に対するリアルな評判やトラブル事例を整理します。
掲示板の口コミ
税金の名目で追加送金を要求された
使ってるPaxosアプリで、仮想通貨を引き出そうとしたら、10万ドル以上の利益が出たからって、引き出す前に12%の税金を払えって言われたんだけど。これって普通?4万ドル失ったのかな?何かできることある?Nicole Brownって女の人に紹介されたんだ。
Reddit
「税金を払えば出金できる」という誘導は、典型的な詐欺サイトの常套手段です。実在する取引所では、出金前に追加で税金を請求することはありません。このような要求があった時点で、即座に詐欺を疑うべきです。
X(旧Twitter)での口コミ
X(旧Twitter)での口コミはありませんでした。
Yahoo!知恵袋の口コミ
Yahoo!知恵袋での口コミはありませんでした。
paxosjp.comの詐欺被害に遭った場合はどこに相談すべき?
paxosjp.comなどの詐欺被害に気づいたとき、「まずどこに相談すればよいのか?」と迷う方も多いでしょう。
実際には、相談先によって対応内容や返金の可能性が大きく異なるため、状況に応じて正しい窓口を選ぶことがとても重要です。以下では、それぞれの相談先の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
- 弁護士なら照会制度を使って相手方の調査を行い、返金請求が可能
- 銀行やカード会社は支払いを停止できる可能性がある
- 警察は詐欺師を逮捕できる可能性があるが、返還請求までは対応していない
- 消費生活センターは様々な種類の詐欺について無料で相談可能

弁護士に相談していただければ、警察に相談した方が良い事案のアドバイスもできます。
まずは当事務所の無料相談をご利用ください!

弁護士なら照会制度を使って相手方の調査を行い、返金請求が可能
弁護士に相談する最大のメリットは「返金につながる手続きを直接進められること」です。

弁護士は「弁護士会照会制度」という権限を活用し、金融機関や関係機関に対して照会を行い、振込先口座の名義人・住所・残高などを調査することができます。
これにより、名前も住所も分からない相手であっても、返金を請求すべき対象を特定できる可能性が高まります。
さらに、振込先口座を凍結し、残っている資金を「被害回復分配金」として返還させる手続きも可能です。詐欺グループが逃げ切る前に迅速に動ける点が、行政の窓口などにはない大きな強みです。

銀行やカード会社は支払いを停止できる可能性がある
被害が発覚してからの時間が短ければ、銀行やクレジットカード会社に連絡することで支払いを止められるケースもあります。特にクレジットカード決済の場合、「チャージバック制度」と呼ばれる仕組みにより、不正取引や詐欺的な利用が確認できれば、利用者に返金される可能性があります。
また、銀行振込であっても、まだ送金処理が完了していない場合や、詐欺の疑いが濃厚で口座が凍結されれば、資金を守れるケースがあります。ただし、すでに資金が引き出されてしまっている場合には対応が難しくなるため、特に被害が発生してから時間が経ってしまった場合には限界があります。
警察は詐欺師を逮捕できる可能性があるが、返還請求までは対応していない
警察に被害届を出すことは、加害者の逮捕や刑事罰に直結する可能性があるため重要です。実際、刑事事件として立件されれば、詐欺グループの活動を抑止する大きな効果があります。
しかし、警察は「加害者を処罰すること」が役割であり、「被害金を取り戻すこと」までは対応していません。

被害届が受理されたとしても、その後に返金される保証はなく、逮捕に至らないケースも少なくありません。さらに、警察は証拠が十分でなければ被害届を受け付けてくれない場合もあります。
つまり、警察に相談すること自体は大切ですが、それだけでは資金を取り戻すことは難しいのが実情です。返金を目指すのであれば、警察と併せて弁護士に相談し、返還請求を進めることが欠かせません。
消費生活センターは様々な種類の詐欺について無料で相談可能
消費生活センターは、投資詐欺・副業詐欺・ネット通販トラブルなど幅広い事案について無料で相談を受け付けています。
「これは詐欺なのかどうか判断できない」と迷った段階で利用するには適しており、担当者が適切なアドバイスをくれるほか、場合によっては弁護士や警察への相談を勧めてくれることもあります。
ただし、消費生活センターはあくまで「助言機関」であり、返金交渉や口座凍結などの具体的な対応を直接行うことはできません。あくまで入口としての利用に留まることが多いため、実際に被害金を回復したい場合には、弁護士など専門家への併用相談が不可欠です。
フォートレス国際法律事務所では、
- 24時間いつでもLINEでの無料相談
- 元裁判官の弁護士による信頼の対応
- 詐欺かどうかの【無料事前調査】
といった被害者に寄り添ったサポート体制が整っており、paxosjp.comのような事例でも多くの相談実績があります。詐欺かどうか確信が持てない場合でも、今すぐ相談することで守れるお金や情報があります。
ひとりで悩まず、まずは一度ご相談ください。
